昔からよく言われる事があります。
「趣味が仕事になっていいですね」
そう見えるかもしれないですね。。。ピアノは「習い事」として、
趣味として、日本では浸透しているものなんですね。
でも、ぼくを含め、今活躍しているピアニストのぼくの友人たちは
ピアノを「趣味」と思った事などないと思うんです。
幼いころから、将来の職業の訓練としてピアノを弾いてきました。
習い事のような、一日数十分の練習量ではないんです。
そんな程度の練習では、音大に入ることすら難しいでしょう。
バスケやバレーなんかしない。
友達と遊びたくても、練習をしなければ家からは出してもらえない。
いろんな犠牲があったけど、だからこそ現在がある。
その犠牲を糧に、諦めたことの代償に
ピアノがあります。
いつか人前でピアノを弾く事をやめたとしても、
自分の家では、自分のためにピアノを弾いていると思います。
そんな未来が、少し待ち遠しいこの頃です。